そんな時、Sさんから日本人のお見合いのを組んでくれた。結果はどうなるかわからないが、出かけていった。
渋谷の「東急ホテル」で待ち合わせだった。当日、指定の時間に、指定の場所で待っていたがそれらしき人はいない。時間が過ぎたので、Sさんへ電話した。相手の所属する結婚相談所からお相手に電話してもらったら、来ているという。
私はもう一度ホテルの隅々まで見渡したが、いない。もう一度Sさんへ電話して、お相手の携帯番号を教えてもらった。通常はそんなことはしないだろうが、場合が場合だけに対応してくれた。
その電話に電話すると、確かに女性が出た。ホテルのロビーにいる、という。
何が見えるか聞いたら、ちょっと私が見える景色と違う。もしかして階が違うところ、もうひとつのロビーがあるのかな、と思って、目の前の見えた階段を上がってみた。でもそこはロビーでなく通路だけだ。私は焦って、ホテル内を歩きまわった。気がついたら、従業員の通路を歩いていた。
これはまずいと思い、もう一度携帯電話で「とにかく、ホテルの外へ出てください。私も待っていますから」と伝えた。
ホテルの外へ出て、入り口前でずっと待っていた。でもそれらしき人は出てこない。「今日はダメかな」一瞬頭をよぎった。
もう一度携帯に電話して、「そこから何が見えますか?」と聞

くと、「東急プラザと歩道橋が見える」という。それは駅の近くで、こっちからは見えない。
そうか違うホテルにいるいのだと思って、「東急プラザの前で待っていて」といって、駆け足で向っていったら、それらしき背の低い女性が立っていた。
その女性が現在の妻だ。
12月に会って、翌年の3月に結婚した。
私が神様にお願いしたとおりの「会っていて楽しい人」が満たされたばかりか、10歳年下の初婚、という破格の好条件であった。
第7章 そしてさらに奇跡が、・・・
妻40歳で私が50歳。ともに子供を切望していた。
再び、神様に子宝を祈願した。でもなかなか子宝には恵まれなかった。医学的には年齢が上がれば上がるほど、子供ができる可能性、無事生まれてくる可能性は低くなる。
神様に数回子宝を祈願した、結婚3年目の秋、子宝をさずかった。

でも高齢ゆえ、無事に生まれてくる保障もなく、再び、安産祈願を。
定期的な検診もその都度クリアー、最後の羊水検査には、再び、安産祈願。
そして結婚4年目の6月、息子が生まれた。健康で元気だった。現在1歳8ヶ月、風邪もほとんどひかない丈夫な男の子だ。
母には毎週日曜日に連れていって、孫の顔を見せている。
奇跡は起こった。
感謝。感謝!!